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淡い薔薇色のお誕生日

1月17日は祖母のお誕生日。
娘時代を神戸で過ごした祖母は、16年前、神戸の親戚と六甲山ホテルで過ごす予定が急遽キャンセルになり、被災を免れたという強運の持ち主です。昨年のこの日は、私達家族と米寿を祝ったあと、ほくほくして独り寝室に入るやいなや、足を滑らして骨折。救急車で堀川病院へ運ばれました。病院通いが日課だったなかで、私を引き寄せたのが、苺のパティスリー ”Magasin Des Fraises” です。

ギモーブと紅茶
初めて買ったのはギモーブ。濃い苺果汁のフランス流マシュマロです。昭和初期のティーカップで紅茶を。

今ではすっかり元気になった祖母と、病院にお世話になった頃を思い出し、久しぶりに千本通り商店街の”Magasin Des Fraises”を訪れました。いつの間にか、小さな小さなお店がかわいらしく拡張されているではありませんか!向って左側のお店は”焼き菓子&半生菓子”だそうです。

Magasin Des Fraises window

このお店が素敵なのは、苺を専門としているところ。真っ赤な生苺、ルビー色に輝く苺果汁・・・ミルキーホワイトを加えるごとに淡いピンクへ。まさしく、薔薇色のグラデーションでできた甘い夢のような世界なのです。

Magasin Des Fraises -display
女の子なら、誰でも心躍るファンシーなディスプレイ

MagDesFraises-milfille
クリーミーホワイトに赤ドットが映える、ショーケースの生ケーキたち

cheesecake-candle

今回テイクアウトしたのは、もっともシンプルプレーンな、淡い薔薇色のレアチーズケーキ。白いろうそく1本を立てて、祖母のかわいい息で勢い良く吹き消しました。

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切れ味ソフトなセラミック包丁で入刀。淡いパステルピンクのケーキにルビー色のソーズをかけて

体は健康だけど、面倒な記憶だけは心に残らない、都合のよい祖母の頭のなか。一人暮らしが長かったのが一変して、子、孫が毎日祖母を囲み、退屈のない日々を送っています。時々、うつらうつらと、夢とうつつの堺を行ったり来たりしているようです。濁りのない薔薇色の記憶に、淡雪の白が混ざって、限りなく白く透明に近づいたとしても、淡い薔薇色は色を失うことがないのです。

おばあちゃん、お誕生日おめでとう。
そして、大切な家族をありがとう。一緒に過ごしているとありふれた日常にも、幸福の感受性が高まってきたような気がしているところです。

マリー・アントワネットが sweets のお店をアメリカに開くと?←VOGUEブログより

京都にも、京都にふさわしい、美味しくかわいいお店があるのは・・・私の自慢です。

抹茶苺ケーキ

マリー・アントワネットが京都でsweetsをオーダーしたら、こんな感じでしょうか?
苺クリームと抹茶、黒豆に金箔を微かに蒔いて。昨年のテイクアウトですが、クリエイティブなパティシエさんなのでケーキがしょちゅう入れ替わります。お気に入りのケーキだったので撮っておいてよかったです☆

↑このケーキ皿は大正〜昭和初期(戦前)のカップ&ソーサー☆(日本製)

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